病とともにある人たちや医療に関係した職種の人たちとお話をする機会があります。ひとりの市民として、いろいろな背景や立場の人たちの声を聞いてきました。うれしい声もあれば少し残念だったり、悲しかったりする声もあります。病という同じことに向き合いながら、お互いのあいだに問題が生じている、コミュニケーションが上手くいっていないことに気づきました。戸惑いを感じたり、不安を覚えたり、不信を抱いたり、傷ついたりしています。最初にちょっとしたキモチのズレがあるのが多いことにも気づきました。キモチを受け止め、キモチとむきあい、キモチとともに前に進むことができたら…、そんなことを考えているうちに、キモチを歌にしてみてはどうだろうと思いつきました。歌というカタチだったらキモチのキャッチボールができるかもしれないと思いました。歌はまったくの初心者です。お会いした人たちから託されたキモチを伝えたいという思いだけで習作に励みました。ですから歌には至らない「未満」歌です。
いつかはと思っているうちは
いつかはにならない、
いまをいつかにするために始めよう。