ようやくに見舞う家族の横顔にいつもの頃の面影さがす

コロナ禍の面会制限で数週間ぶりに会う家族。うれしさのなかに戸惑いもあります。ふだんのようにあまり日を開けずに面会ができていれば、病状や治療による変化を少しずつ受け入れることができます。数週間やときには数ヶ月という時間を隔てると、段階を経ない変わりぶりにキモチが追いついていきません。別人のように感じて、驚いたり、受け入れがたくなります。こころに湧き上がる不安を上書きするように、声やしぐさ、表情にいつもの家族を探し求めます。

#未満

コメント

タイトルとURLをコピーしました